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●自己啓発書の特徴
「成功を手にした人々が著した自己啓発書こそ読むに値するものである」
これはシンプルだけどその通りだと思う。
少なくともその書籍を書いた人の真実の実体験であれば、その方法で成功を手にしているので、ロールモデルにはなるだろ。
その意味でこの『思考は現実化する』という書籍も、影響を受け、成功をしたという人がたくさんいるという事実から読むに値する本と言って言って間違いないだろう。
ただ、ここで注意しなければならない点がある。
それは、成功者=完璧な人間ではないという点である。
ヒル博士自身も事業の失敗や離婚を経験しています。
また彼に書かれた自伝(日本語に訳されたものはない)を読むと、かなり怪しい内容が書かれている。
しかし、先ほども述べたように、この書籍の影響を受けて成功したという人がたくさん存在しているという事実を否定することにはならない。
なぜなら、みんなが求めているのは、自分の人生をより良くするための自己啓発書であって、みんながヒル博士になりたいわけではないからだ。
私も今より若く、了見が狭かった頃、「世界ナンバーワンコーチと言われているアンソニー・ロビンズも離婚してんじゃん。セミナーでは「人生は変えられる」なんて言いながらも、自分の女房とも仲良くできてねーじゃん。」なんて思ったりもした。
でも、完璧な人間なんていない。
最近では、世界ナンバー1って言われる人でも、人生の中では思うようにいかない時があるんだな」って思えるようになりました。
だからこそ、学び続け、実践し続けることが大切なんだなーって、今は考えています。
はい。
今日はここまで。