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●アイデアやノウハウの活かし方
「読者はそれぞれ異なったアイデアやノウハウを見出すことになるだろう」
まさにこの文が表現していることが読書の最大のメリットだろう。
同じ文章を読んでいるのに、それぞれが違う気づきがある点だ。
人生という背景が違うと、フォーカスするポイントが変わり、意味づけも変わる。
この他人と違う点がアイデアを希少なものとしている。
そして、これは同じ人物にとっても起こり得る。
その人物の成長によって、同じ本を読んでも、異なるところにフォーカスし、意味づけも変わるからだ。
「したがって、何度もその本を読み返してみることをお勧めしたい」
ということになる。
自分の人生にとって有意義な書籍に関しては、何度も何度も繰り返して読むことで、より深い学びを得ることができるだろう。
私は書籍自体にラインを引いたり、書き込みをしたりしている。
というのも、再読する時、以前の自分の思考を検証することができるからだ。
何度も繰り返して読んでいると、自分で引いたラインに納得したり、書き込みに納得したりする時もあれば、なんでここにライン引いたのかなぁって感じる時もある。
同じ人間の中でも、時間の経過とともに、全く違う解釈がされることを面白く感じている。
なので、読書をしていてその時ひらめいた内容も余白の部分にアイディアとして書き込むようにしている。
世界に一冊しかない自分だけの本の出来上がりだ。
繰り返し読む度に、自分の変化を楽しんでもいる。
はい。
今日はここまで。